小学生の頃の交通事故での後遺症

投稿日:2016/12/1

学生時代に出会って急速に仲良くなった友人がいました。仲良くなってすぐに一緒にご飯を食べたのですが、その友人の箸の持ち方がおかしく、その他は育ちが良さそうな立ち居振る舞いをしていたので、とても不思議に思ったのです。

ある日、一緒にいる時に話をしてくれました。その話を聞いて、友人の箸の持ち方がおかしい理由がわかったのです。

友人が小学生の頃、学校から帰る通学路で交通事故に遭ったそうです。片側一車線で歩道も線で区切っていないような狭い道を友人は歩いていた所で、ハンドル操作をミスした車が後ろから衝突して来たそうです。友人はその車が後ろから来ていた事、交通事故に遭ってすぐに気を失ったことからこの事故についてはまったく覚えていることはないそうです。

気が付いたら病院で、頭と肩から腕、足は包帯が巻かれていてショックで泣いてしまったと言っていました。骨折の箇所が多く、すぐには歩くことも出来ず、病院のベッドで安静に数週間過ごし、リハビリを始めました。

その時にはっきりしたのですが、右手の親指が曲がらないのです。どれだけリハビリをしても治らないので、曲がらない親指とこれから一緒に生きていくことを考えたそうです。ペンを持つ手も箸を持つ手も綺麗に出来ないことは、その事故による後遺症だったのです。何か出来ることがあったら言ってね、と声をかけたのですが、友人は笑って大丈夫だよと言っていたことがとても印象に残っています。